去る10月22日、周南市有林「ふれあいの森」で、山口県周南農林事務所主催の第20回「まちと森と水の交流会」が開催されました。
雨の中でしたが、作業着に身を包み、ヘルメットを装着した320名を超える方々が集まって来られました。私は、この集いに参加するのは初めての事なので、とても驚きました。
今年は10月15日・22日と2回開催され、合計800名を超える方の参加があったそうです。
森林には、飲料水などの生活用水や、工業用水の供給源を確保する水源涵養機能や、地球温暖化防止機能など、さまざまな機能がありますが、日常の県民生活の中では、あまりその機能を考えたり、触れ合ったりすることはありません。
そこで、周南コンビナートの企業群でつくる「工業用水利用者協議会」に所属する約20社の企業の皆様と共に、一般県民の皆さんも一緒に作業に参加することにより、森林が、県民の生活や企業の活動に欠かせない水を育んでいることへの理解を深めていくことを目的として、この交流会を企画されています。
最初は鹿野地区の森林の手入れをしておられたそうですが、7年前からは、ふれあいの森で活動されているそうです。
開会式、オリエンテーションの後、各人はのこぎりやナタなどを手に、班ごとに、森の中へ入って行きました。そして、指導員の方の説明を聞きながら、間伐や枝打ち、除伐作業、木々の生育を妨げる除草作業などに汗を流しました。
倒木を根元から切り倒したり、地を這う柘植の木を根っこから引き抜いたり、森の中を風が通り、日差しが入り込むように不要な雑木を切ったり、ササを刈ったり・・・
雨の中でしたが、皆さん、びしょ濡れになりながら、一生懸命作業されました。そして、無事作業終了。
その後、地域の皆様が準備してくださった「炊き込みキノコご飯」と「ふるさと汁」を美味しくいただきました。
午後からは、「森とのふれあい体験」で「スーパー竹とんぼ」や「ピザ作り」「木工教室」など、いろいろな楽しい体験が企画されており、多数の子供たちの参加がありました。また、農林産物の販売もあり、生産者の皆さんとの楽しいふれあいもありました。
初めて林内整備を体験させて頂きましたが、とても楽しく、来年も来てみたいと思いました。皆さんお疲れ様でした!