去る6月8日、周南市、(一社)山口県危険物安全協会連合会、周南市危険物保安協会主催、「第28回山口県危険物安全大会」が周南市文化会館で開催され、約600名の参加がありました。私も地元県議としてご案内をいただきました。
平成2年に消防庁により制定された「危険物安全週間」は、以来、毎年6月の第2週に各種事業が実施されています。
危険物は、我々の生活に密着したものですが、その取扱いを誤ると大きな事故を招く危険性があることも認識し、安全な貯蔵および取り扱いを行うことが必要です。
そこで、危険物関係事業所の危機管理の高揚と、災害防止の徹底、および自主保安体制のさらなる充実を図ること、また、地域住民の危険物に対する認識を深めることを目的とし、本大会は開催されています。
山口県では、毎年、県内の12市において持ち回りで開かれていますが、周南市には臨海部に石油コンビナートが広がっていますので、特に、安全に対する市民の関心は高いように思います。
式典では、(一社)山口県危険物安全協会連合会会長のご挨拶、また、県知事表彰などが行われました。
最後に周南市危険物保安協会会長である出光興産(株)徳山事業所の八山光秀所長が、
「(前略」・・・危険物災害の発生を防止することを最大の目標と掲げ、安全意識の高揚並びに自主保安体制の強化を図り、危険物災害のない『安心で心豊かに暮らせるまち』を目指し、地域社会への発展に寄与することを誓う。」
と、力強く、大会宣言を読み上げられました。
式典後、講師に、危険物保安技術協会 タンク審査部総括調査役の柳澤大樹先生をお迎えし、『屋外貯蔵タンクの事故事例と教訓』という演題で「特別講演」が行われました。
石油をはじめとする危険物は、経済活動の基盤であるとともに、私たちの生活には欠かせません。
危険物の火災や漏えいなどの災害は増加傾向から、高止まりに推移しているそうですので、この大会を機に、より安全なまちづくりが進みますよう、念願いたします。