日々の想い 藤井律子

徳山大学の留学生と一緒にバスツアー

徳山大学には、毎年多くの留学生が入学してきます。18歳といえば、まだまだ子供だと思います。親元を離れ、日本に学びに来た学生たちは、様子の全く分からない慣れない土地で、更に言葉も通じず、買い物やゴミ出し一つとっても、さぞや不安でいっぱいだと思います。

そこで、徳山中央ライオンズクラブでは、留学生とめぐる「周南市内文化財めぐりバスツアー」を10年前から行っており、毎年、多くの留学生を招待しています。

今年は4月14日に開催し、韓国13名、カンボジア20名、ベトナム10名、モンゴル3名、中国10名、台湾7名、ラオス1名の計62名の留学生が参加されました。

これから暮らす周南市を見て欲しいという思いで、私を含む徳山中央ライオンズメンバー9名は、市内の各所をご案内しました。朝8時半に徳山大学へ集合し、大型バス2台へ乗り込んで、いざ出発!

大道理の美しい芝桜

①周南市大道理の芝桜まつり

山口県の棚田20選にもなっている大道理鹿野地地区の棚田。今年も、10,000㎡の棚田の法面に、赤白紫など、7色、10万本の芝桜が咲き誇っており、目を楽しませてくれました。
 会場を散策途中、地元の方たちがお餅つきをしているコーナーもあり、留学生は興味津々。すぐに買い求め、出来立ての柔らかいお餅をほおばっていました。
 祭り会場内に、このツアーの翌日、大道理地区で暮らしながら、漫画の創作活動に励んでおられる若いカップルの結婚式が予定されており、既に特設会場がセッティングされていました。
 地元の方たちが、みんなでお祝いしようと提案をされたそうです。温かい話題で、嬉しくなりました。

漢陽寺にて座禅に挑戦

②周南市鹿野の漢陽寺

漢陽寺は、1374年、用堂明機禅(唐にて11年間に渡り修行と研鑽を積んだ名僧)が開山。臨済宗南禅寺派。
 庭は、作庭師、重森三玲氏が8年間を費やしつくられた。
 寺裏山の潮音洞(ちょうおんどう)より流れ出る遣り水を活かし、枯山遣水式の優雅な名園『曲水の庭』に代表される様々な庭園がある。
 本堂前の廊下に座り、庭を見ながら、88歳のご住職様の丁寧な仏様のお話を聞かせていただきました。
 その後、みんなで座禅を組みました。留学生の先輩たちが通訳をしてくださるのですが、少し難しかったかも・・・
 しかし、座禅には、みんな精神集中!いい体験になったようです。

③周南市鹿野のせせらぎパークの管理棟にてお弁当

「大道理ほたる工房」の女性の皆さんがつくられる「満開べんとう」を届けていただき、雨のため、管理棟の中で美味しくいただきました。

④周南市美術博物館

昨年は、美術館の前の桜並木通りは満開でした。でも、今年は、既に葉桜。

徳山動物園でモルモットとふれあい

⑤徳山動物園

雨が降る中、リニューアルされた園内を楽しく見て回りました。

 

* * *

この市内観光を通して、留学生の皆さんが、周南市になじみ、周南市を好きになって、周南市民と温かい交流ができるようになれば、本当に嬉しく思います。不安なことも多いと思いますが、皆さん頑張ってくださいね。

カテゴリー:観光, その他の教育 2018-04-25

中特グループの「黒糖のど飴」

開発された花の粉バリア黒糖のど飴

海底清掃等でいつも大変お世話になっている「中特グループ」の株式会社吉本興業の吉本妙子さんが、事務所に来てくださいました。
「出来立ての『黒糖のど飴』よ。花粉症が少しでも楽になればと思って作ったの」
と言って、のど飴を1袋くださいました。

同社は廃棄物収集運搬、産業廃棄物処理など環境・リサイクル事業に取り組む中特グループの中核企業で、平成24年からダチョウ7羽(オス2匹、メス5匹)を飼育し、市内スーパーなどから排出される野菜くずなどの廃棄食品を飼料として活用した食品リサイクル事業を進めておられます。

中特グループ敷地内で飼育されているダチョウ。2016年9月撮影

また、5羽のメスのダチョウが産む卵は年間200個(約1.5㎏/個)ほどあり、その卵を有効活用できないかと模索されていたところ、ダチョウ研究の第一人者であり、また、ダチョウの卵から抗体を抽出する特許をお持ちの京都府立大学 生命環境学研究科の塚本康浩教授との出会いがあったそうです。

そして、研究の一環として、メスのダチョウに花粉アレルゲン (スギ、ヒノキ、ブタクサ、 イネ)を接種したところ、そのダチョウの体内に抗体が過剰生産され 、卵にも抗体が移動し、その卵から花粉アレルゲンに効果的な抗体を、低コストで大量に精製する研究を重ねてこられました。

2016年9月に視察をさせていただいた際の様子。ダチョウのゲージの前にて。

そして、まず、平成26年に、ハウスダスト用抗体スプレーを商品化されました。

(2016-10-3 中特グループの視察②リライフのダチョウ)

そして、今回は、第2弾として、抗体がつくられたダチョウが産んだ卵の卵黄を使い、花粉アレルゲン用「黒糖のど飴」を誕生させたのだそうです。

去る4月2日より、1袋1,080円(15粒入り・税込み)で販売開始しておられます。現在、街のポートや道の駅ソレーネ周南などで店頭販売中で、ネット販売も準備中だそうです。

ただ、商品は医薬品ではなく菓子類(キャンデー)ですので、「花粉症に効く」などの表現はできませんが、花粉症が酷い吉本さんは、ご自分の体験談として、「舐めている間は楽になった」と言われていました。

私は花粉症ではありませんが、1粒味見をしてみました。とても美味しかったです。

関心のある方は、中特グループのホームページをご覧ください。
http://www.chutoku-g.co.jp/

尚、藤井事務所でも取り扱っておりますので、希望される方はご連絡くださいませ。(TEL 0834-26-0123)

カテゴリー:工業・ものづくり, その他の医療・福祉・障害 2018-04-23

「第62回向道湖マラソン大会」に「山口銀行YMGUTS」が!

上:開会式で、YMGUTSメンバー(写真左手)を紹介しました。
下:マラソン大会の様子。私は写真右手で応援しています。

桜の花びらが舞う中、「第62回向道湖マラソン大会」が、開催されました。今年は475人の参加があり、応援団も含め、大向の向道湖周辺は多くの人で賑わいました。

私は、毎年、この大会に参加していますが、今年は、マラソンを走ってくれる新しいメンバー「山口銀行ハンドボール女子チーム」の皆さん7人をお連れし、開会式で紹介させていただきました。

先日のブログにも掲載しましたが(2018-04-18 県ハンドボール協会の総会を開催しました)私は、平成20年に、山口県ハンドボール協会の会長を拝命しました。

平成23年、山口国体が開催され、ハンドボール成年女子には、「徳山クラブ」が出場し、4位という素晴らしい成績を収めてくれました。

しかし、20代~30代の女性は、ちょうど、結婚・出産・子育ての時期でもあり、20名近くいた「徳山クラブ」のメンバーも、1人、また1人と辞めていかれ、クラブの存続が難しくなりました。

以前は、県内にもいくつかの女子のクラブチームがあったのですが、10数年前から女子チームは、「徳山クラブ」しかありません。
 県内唯一のチームがなくなってしまうことは、ハンドボール王国山口県として、あってはならないことであり、全く考えられないことです。

そのため、クラブを存続させるためにはどうすれば良いかと、数年前から考えてきました。

周南地区は、以前よりハンドボールが盛んなところであり、小学生・中学生・高校生と、継続してハンドボールができる環境にあります。また、大学に進んでも、ハンドボールで活躍をしている人が多数いるのですが、残念なことに、その人たちが就職する企業が近辺にありません。

そこで、私は、平成25年、「徳山クラブ」の代表である宮本治郎さん・飯田圭子さんと一緒に、山口銀行に「ハンドボーラーを行員として採用して欲しい」とお願いに行きました。

すると、山口銀行では快諾してくださり、平成26年から、ハンドボーラーを行員として採用してくださっています。今年の春の採用で、その人数もちょうど10人になりました。「徳山クラブ」の所属する女子の人数は16人ですから、63%が山銀にお勤めの人となったわけです。

そして、昨年の秋頃、山口銀行さんから
「『徳山クラブ』を引き継ぐ形で、『山銀チーム』を結成してもいいですよ」
というお話をいただきました。

「徳山クラブ」では、この提案について検討を重ねました。そして、山口銀行以外で働いているメンバーも受け入れてくださるという大変ありがたいお話なのでと、即、お受けすることにしました。

そして、その結果、「山口銀行YMGUTS(YMガッツ)」としてチームを発足されることになり、4月3日に、記者発表されたところです。近日中に、ユニフォームや、組織などの発表があります。

*******

YMGUTSの皆さんと一緒に。

ということで・・・・

4月8日に開催された「向道湖マラソン」に、「チーム発足のお披露目も兼ねてみんなで参加しよう!」となったわけです。10人のうち、7人の参加となりましたが、全員元気よく5キロのコースを走り抜きました。

今後、サッカーの「レノファ山口」、バドミントンの「ACT西京」と同じように、ハンドボールの「山口銀行YMGUTS」を応援していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

カテゴリー:女性の活躍, ハンドボール, その他のスポーツ, 中山間地域 2018-04-20

ハンドボール県協会の総会を開催しました

全国高校選抜大会中国地区予選会で女子1位の高水高校のみなさん。
全国では3位でした。

去る4月8日、山口県ハンドボール協会の総会を開催しました。

昨年は、全国クラブ選手権西地区大会で、男子のSFIDA山口が優勝、インターハイでは、高水高校女子チームが準優勝、また、先日の春の選抜大会で、高水高校女子チームは3位でした。選手の皆様は、それぞれの大会で、健闘されました。

また、下松市ハンドボール協会においては、初めて日本リーグの大会を開催してくださいました。

今年は、全国大会、また、それに近い大会が4つあります。
①全国中学校ハンドボール大会(8月18日~21日)
②西日本学生ハンドボール選手権大会(インカレ)(7月13日~16日)
③全日本マスターズハンドボール大会(交流型)(8月2日から5日)
④国体中国ブロック大会ハンドボール競技(8月10日~12日)
その他にも、中国地区高等専門学校体育大会ハンドボール競技など、大きい大会が目白押しです。

大変忙しい年になりそうですが、皆さまの協力をいただき、一致団結して頑張っていきたいと思っています。

総会では、皆様から多くの報告事項がありました。
その中で大変残念なのは、国体の成年女子の中国ブロックの出場枠が、これまで、隔年で1チーム、2チームと交互になっていたものが、30年度から「毎年1チーム」に減らされたことです。

中国ブロックには、強豪「広島メイプルレッズ」という日本ハンドボールリーグに所属する社会人チームがあります。国体予選の中国ブロック大会で、このチームを破ることは至難の業です。よって、2チーム枠の時を出場のチャンスとして頑張ってきた山口県女子チームにとっては、少々痛手です。

また、私からは、嬉しいニュースとして、3つの報告をしました。

①先日、徳山大学に
「この周南地区は小中高校において、ハンドボールが盛んであるが、大学にないので、県外に選手が流出している可能性がある。ぜひ、女子のハンドボールのクラブを作って欲しい」
とお願いに行ったところ、早速、
「30年度、クラブ創設の準備にあたり、31年度からスタートする」
というご連絡をいただきました。

②「ゆめ花博」でイメージソングの「ゆめの種」を歌っている原田侑子さんは岩国出身のハンドボールの仲間なので、ぜひ、応援してあげてください。

③成年女子の「徳山クラブ」を、山口銀行さんが応援してくださることになり、4月から新しい組織になります。いずれ、マスコミ等でも発表がありますので、温かく見守ってください。
(詳細はまた後日ブログで報告します)

県協会の会長を拝命して、ちょうど10年が経ちました。選手の皆様には、この間、様々な大会で、素晴らしい成績を収めてくださいました。改めて感謝申し上げますと共に、今年も嬉しい報告が届くことを期待しています!

カテゴリー:ハンドボール 2018-04-18

野田神社で維新150年祭が執り行われました

蘭陵王の奉納の様子

4月6日、県内の若手神職でつくる県青年神職会と野田神社により、明治維新150年祭が執り行われました。

山口市にある野田神社には、明治維新を起こした時の長州藩士第13代藩主の毛利敬親(たかちか)公を祭ってあります。長州藩士が活躍した明治維新の実現は、藩主敬親の役割が大きかったと言われています。

祭典には約70人が参列し、神事では、神職の皆さんが敬親公へお米やお酒をお供えされた後、野田神社の真庭宮司と、青年神職会の三宅会長が、明治維新から150年が経過したことや感謝の思いなどを奏上されました。

明治維新の始まりの1つとされる「五箇条の御誓文」発布日は1868年3月14日。この日を新暦に直すと4月6日になりますので、ちょうど150年後に合わせて4月6日に実施されたわけです。

また、奈良時代からお祝い事の際に演奏される古代中国の舞学「蘭陵王(らんりょうおう)」が奉納されました。龍頭を模したお面を着け、橙色の装束をまとった神職の方が、笛や太鼓の音色などに合わせ勇壮な舞を披露されました。

大雨が降りしきる中、私たちはテントの中から、厳かに行われる神事を、心静かに見つめていました。

国を思いながら、命をかけて国難に立ち向かっていった若き志士たちのまことの心を次世代に残していこうとされる若き神職の皆さんの思いにふれ、とても頼もしく思いました。

なお、7月13日~8月26日まで、県立美術館にて、幕末の長州藩主毛利敬親の生涯を紹介する特別展が開催されます。「五箇条の御誓文」や、坂本龍馬が裏書きした「薩長同盟覚書」など貴重な資料が展示されるそうですので、ぜひ、ご来館ください。

カテゴリー:文化・芸術, 歴史 2018-04-17

徳山大学の入学式が行われました②

桜の花が美しい徳山大学のキャンパス

徳山大学の入学式での、岡野学長さんが式辞の中でおっしゃられた学校の説明が、とても分かりやすかったので、皆様にご紹介します。

*****

  • 徳山大学は1971年、当時の徳山市長 高村坂彦氏の要請にもとづく市議会の大学誘致決議によって、設立された。
  • 1974年、「出光興産」の創業主 出光佐三氏のお力添えもあり、自治体と産業界の代表者で構成する経営母体、学校法人「徳山教育財団」を設立し現在に至る。
  • 2011年に創立40周年。「地域に輝く大学」の確立を目標に掲げ、各種の大学教育改革に着手。
  1. 「アクティブラーニング(AL)」
    「難しい講義を一方的に聞かされ、ひたすらノートをとる」という「受け身」の学習ではなく「能動的に学習に関わる主体的な学び」
    文部科学省の平成26年度「大学教育再生加速」事業において、全国250の国公私立大学の中からAL推進のパイロット校9校の一つに選定された。
  2. 18歳人口の減少と都市圏への人口の一極集中が進む。
    文部科学省は「地方創生実現」の一助として、「大学」に新たな機能を担わせるための事業・・・
    「地(知)の拠点事業」「Center Of Community』(COC)
    を打ち出した。
    平成27年度、徳山大学は認定を受け、山口大学・山口県立大学等と協働して、地方への人口集積を推進する事業を推進
  3. 「大学ブランドの獲得」
    文科省は「私立大学研究ブランディング事業」を創設。
    昨年度、徳山大学が申請した「健幸・ウェルネス都市構築の拠点形成」プロジェクトが採択を受けた。
    「健幸・ウェルネス都市」とは、地域住民が生涯スポーツの実践によって健康で豊かな生活をめざして「健康寿命の伸長」。
    一方で、介護が必要な住民には「充実した介護支援」の提供できる街。
  4. 徳山大学の教育理念は『知・徳・体』一体の教育
    人徳・美徳などの「徳」を育てる教育が、本学の大きな特徴である「EQ教育」
    EQ・・・Emotional Quotient(こころの知能指数)
    価値観の大きく変容する現代社会を生き抜くためには、「知」「体」のみならず「徳」も大切
    「EQトレーニング」・・・4月5日から2泊3日の合宿(徳地青年の家)にて

*****

新入生や保護者の皆さんは、岡野学長さんや池田理事長さんのお話を、相槌を打ちながら、熱心に聞いておられました。とても厳粛なうちに滞りなく執り行われた入学式。地域に輝く徳山大学として、新たなスタートを切りました。大いに発展して欲しいと願っています。

カテゴリー:その他の教育 2018-04-16

徳山大学の入学式が行われました①

去る4月3日、徳山大学の入学式が行われ、282人の新入生が学生生活をスタートされました。私は評議員として、初めて出席させていただき、壇上で紹介をしていただきました。

今年の入学者数は、経済学部が前年比9人減、福祉情報学部は7人減となりましたが、4年連続で定員を上回っているそうです。

また、入学者のうち、女子学生が75人(26.7%)、また、ベトナムなどからの留学生は64人(22.7%)で、昨年より10数人減少しているそうです。

真新しいスーツに身を包み、緊張した表情で式に出席されている新入生の皆さんは、大きな夢や希望に胸を膨らませながら、岡野学長のお話を聞いておられました。

新入生を代表して、経済学部の富山智史さんが、
「勉学や諸活動に励み、社会に貢献できる人間力を養い、充実した学生生活を送ります。」
と、宣誓されました。

新入生の皆さんには、しっかり学生生活を楽しんで欲しいと思いますが、同時に、自分の置かれている状況を知り、大学生としてやるべきことは、この4年間で全てやりきって欲しいと思います。頑張ってくださいね。

つづく・・・

カテゴリー:その他の教育 2018-04-15

第24回秋月囲碁大会へ小学生が18人も参加!

会場いっぱいの参加者の皆さん

去る4月1日、市内の秋月公民館において、秋月囲碁同好会(枡田佳孝代表)主催の第24回秋月囲碁大会が開催されました。

私がこの囲碁大会に初めてご案内をいただいたのは4年前です。以来、年に6回開かれる囲碁大会の開会式と表彰式には、極力出席するようにしています。

最近の大会には、いつも60名あまりの参加があるのですが、今回の参加者は、何と83人!周南市の方をはじめ、下松市・光市・山口市・柳井市など市外の方も多数いらっしゃいます。これほど多くの方が参加される大会は、全国でも珍しいそうです。

また、今回から、「小学生部門」を開設したところ、驚いたことに、18人の小学生が、参加されました。

堀本4段による4面打ち

さらに、本大会には、ゲストとして、初めて、プロ棋士の堀本満成氏がお見えになりました。堀本プロは4段。日本棋院東京本院所属の28歳。柳井市出身です。写真のように、同時に成人4人を相手に、それぞれと対局する「4面打ち」をして、大会を盛り上げてくださいました。

当会には顧問として、アマチュア囲碁7段の小野慎吾大会顧問(周南市在住 34歳)もいらっしゃいますので、とてもビッグな大会となりました

私は、大会顧問として、堀本プロへのお礼の言葉や、増田代表への労い、また、いつも指導をされている小学生10数名を連れてきてくださった橋本氏へお礼を申し上げました。

和室での小学生の対局

人数が増え会場が狭くなったため、今回は隣の和室もお借りし、小学生の皆さんは、畳の間で座布団に座っての本格的な対局姿勢。大人顔負けの勝負姿でした。

成績の結果は・・・

成年の部・・・
1位 藤井二三さん(周南市)
2位 小野慎吾さん(周南市)
3位 仲子 輝さん(周南市)
4位 藤井洋一さん(周南市)
5位 藤村敏晃さん(周南市)

枡田代表・小野顧問・堀本プロと、参加された小学生の皆さん

小学生の部(学年は新学期からの学年)・・・
1位 河野 蓮さん(下松市・小2)
2位 有道大輔さん(下松市・小4)
3位 江本佳維理さん(下松市・小3)
4位 黒川健登さん(周南市・小4)
5位 河野柊優さん(下松市・小1)

堀本4段は、開会式の挨拶の中で、
「10歳の時、父の指導で囲碁を始めた。囲碁が上手になるためには、囲碁を楽しむことが一番。また、礼儀作法を大切に、思いやりの心を持って、誠心誠意、対局を行ってほしい。」
と話されていました。

前々回から5人の小学生が参加してくれていましたが、みんな、「仲間が増えて嬉しい。これからも一緒に楽しみたい。」と笑顔で話してくれました。きっと、堀本4段のお話を聞いて、将来に大きな夢を持ったと思います。

また、枡田代表は、念願の小学生大会を開催することができたので、とても喜ばれていました。本会の準備・運営も、ほぼ一人でされますので、さぞやお疲れになったことと思います。いつもありがとうございます。

カテゴリー:囲碁 2018-04-14

若林哲行さんがお越しになりました③八千代座歌舞伎「回天」について

八千代座歌舞伎の「大津島散華(回天)」

私は若林さんと仙田さんに、周南市の櫛浜には八千代座歌舞伎という劇団があり、一昨年の敬老会での出し物は「大津島散華(回天)」だったとお話ししました。

2016-10-12櫛浜地区敬老会で八千代座歌舞伎の公演

「劇団員の皆さんは、櫛浜に住んでおられる方でみんな素人さんだけど、とても味がある舞台ですよ。」
と申し上げながら、写真もお見せしました。

若林さんも仙田さんも、
「藤井さんが、こんなに回天と関わりを持っておられるとは知りませんでした。やはり、あの記念館の坂道で出会ったことには大きな意味があったのですね。」
と言ってくださいました。

「舞台の成功のために、ぜひ、協力させていただきます」
と約束をし、お二人を見送りました。

「舞台たからモノ」是非ご覧ください。

* * *

『特別攻撃隊「回天」舞台 たからモノ』

平成30年7月14日(土)18時30分より
 周南市文化会館にて

 (前日も「サンビームやない」にて18時30分より公演)
 一般3500円、学生2000円
 キャッチコピー…
 *「山口県に刻まれた歴史が、この夏、この地に帰る。」
 *「夢を追いかけることを時代が許してはくれなかった 自分は、志願します。」

この舞台は、周南市出身のプロデューサー手島昭一さんと、若林哲行さんの共同プロデュース公演となっています。

ぜひ、多くの方にご覧いただきたいと思います。

カテゴリー:平和で安心な国づくり, その他の文化・芸術 2018-04-13

若林哲行さんがお越しになりました②「出口のない海」について

映画「出口のない海」は、人間魚雷回天を題材にした、佐々部清監督さんの作品です。

* * *

周南市大津島の美しい海

県議になって3年目の平成17年7月のある日、私は大きな決意の下に、下関で映画『4日間の奇蹟』の撮影をされていた佐々部監督さんを訪問しました。

そして無謀にも、
「今度映画『出口のない海』を下関で撮られると伺いましたが、ぜひ、回天基地のある徳山の大津島での撮影をお願いしたい。」
と申し上げました。

しかし、佐々部監督さんはすぐに、
「徳山の海はどこから撮ってもコンビナートが映るし、船の航行も多いから無理です。」
と、きっぱり断られました。

それでも、なかなか納得しない様子の私に、次のように続けられました。

「大津島で撮ると、1日700万円の予算の上乗せが必要です。約1週間かかりますが、藤井さん、その経費を用意していただけますか?」
私はその金額に驚き、諦めざるを得ませんでした。

下関まで出かけて陳情したものの、何の成果もなく帰ってきた日から3か月経った10月の初旬。下松市で、佐々部監督の映画『カーテンコール』の「ヒットお礼・感謝の集い」が開かれました。私もご案内を頂き、多くのファンの方たちと共に参加しました。

2005-10-08佐々部監督さんの「カーテンコール」と「出口のない海」

「カーテンコールのヒットのお礼・感謝の集い」にて 写真左:佐々部清監督、写真右:山口放送アナウンサー 故 井上雪彦氏

私は光栄にも佐々部監督さんの隣席に座らせていただきました。

佐々部監督さんは、最初に挨拶に立たれ、その中でなんと、
「この『カーテンコール』の次の作品、映画『出口のない海』は、今月末の10月22日から撮影を開始します。特に最後のシーンは徳山の大津島にてロケをすることにしました。」
と言われました。

傍で、「えー!?」と驚いている私を見ながら、ニッコリ微笑んで、
「藤井さん、決めましたよ!」
と言われました。そして、続けて次のようにおっしゃいました。

「私は、徳山の海は、どこから撮ってもコンビナートが画面に入るし、行き交う船の数は多いし、戦争時代の映画を撮るのはとても無理だと思い、下関の豊浦方面で撮る予定にしていた。
 しかし、藤井さんがわざわざ、下関まで来て、『徳山で撮ってくれ』と言われた。
 一旦は断ったものの、私なりに、どうにかならないかと悩んだ。
 そして、山田洋二さんが書かれたシナリオの最後4分の1の部分を自分で書き換え、山田さんのところへ持って行った。
 山田さんは、『長い間、数えきれないほどの映画のシナリオを書いたけれど、こんな、無礼なことをされたのは初めてだ!』と、ひどくお怒りになった。
 しかし、その翌日、山田さんから呼び出され、伺ったら
『付箋の所を直してくれるのなら、替えてもいい』と台本を返された。
 よって、この周南で映画を撮ることになりました!」

私はこの時、心臓が飛び出そうなくらい驚き、すぐには信じられない思いでいっぱいでした。何度も何度も佐々部監督にお礼を言いました。

恐れも知らず、お願いに行った甲斐があったと思いますし、無理な要望を聞いてくださった佐々部監督さんに心より感謝したのが、つい、昨日のことのように思い出されます。

* * *

・・・と、その時の感動を思い出しながら、若林さんと仙田さんにお話ししました。

仙田さんは、
「今まで、藤井さんから、そんな話、聞いたこともなかったので、全く知りませんでした。そんな出来事があったのですか・・・」と驚かれた様子でした。

つづく・・・

* * *

参考:
佐々部清監督・・・
 山口県下関市出身。2002年『陽はまた昇る』で監督デビュー。その後、『半落ち』や『夕凪の街 桜の国』『ツレがうつになりまして。』などの映画の監督を(作品によっては脚本やプロデューサーも)されています。

 中でも、『チルソクの夏』『四日間の奇蹟』『カーテンコール』『出口のない海』『八重子のハミング』などは山口県に関連した作品で、県内での撮影も多く、山口県民から愛されている方です。

映画『出口のない海』(2006年)・・・
 原作:横山秀夫さん
 監督:佐々部清さん
 脚本:山田洋次さん 冨川元文さん
 出演:市川海老蔵さん 伊勢谷友介さん 上野樹里さん 塩谷瞬さん 香川照之さん ほか
 協力:下関市・周南市・下松市・山口市・光市 ほか
 日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞

カテゴリー:平和で安心な国づくり, その他の文化・芸術 2018-04-12
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